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令和7年新年のご挨拶

2025/01/01

一般社団法人日本石綿対策技術協会 会員・賛助会員の皆さま 

一般社団法人 日本石綿対策技術協会
代表理事 姫野賢一郎

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
 正会員および賛助会員の皆様方におかれましては、新年を清々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。
 平素は、日本石綿対策技術協会の活動にご賛同いただき、厚くお礼申し上げます。

 昨年は1月1日のM-7.6の能登半島地震で幕を開け、8月には日向灘で発生したM-7.1の地震で「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、自治体や地域住民が大騒ぎしたことも記憶に新しいことと思います。
 環境省の依頼で「倒壊家屋の公費解体における石綿工事」の現状確認や指導を行いました。
 昨年の8月には輪島市朝市の火災現場跡、8月から9月にかけて輪島市周辺や七尾市などの石川県のパトロールに同行しました。
 石綿処理の不備は災害復旧の遅延や人手不足になる他、復旧工事に携わる人達や近隣住民・通行人に健康被害を与えかねません。
 石綿石綿工事での行政の指導不足、調査者の力量不足による誤った判定、元請業者の管理不足、解体業者の知識不足、石綿除去会社の能力不足など、数多くの改善の余地が多く見受けられました。
 今後発生が予想される南海トラフ、首都直下、千島海溝・日本海溝等の大地震に備え、既存建物の石綿含有建材の早期撤去や関係者の石綿工事の技術力向上が早急に求められています。
 本協会では昨年「第1回座学要点講習」を東京・大阪・仙台・福岡で実施し石綿工事関係者、調査者をはじめ、各会場で行政枠を設け多くの自治体関係者の方々にも参加をお願いし、業界全体のレベルアップを目指し講習を行ってまいりました。
 本年は座学講習にとどまらず、より実務に役立つよう現場研修を計画し、オンライン等で幅広く講習の輪を広げ、研修内容のグレードアップを図りたいと思います。
 新たな石綿による被害の発生を防止し「安全・安心な適切な施工管理」を行える技術者と優良な企業を育成するため、会員の皆さま方のお力添えをいただき協会役員一丸となって石綿工事の改善活動、除去技術の革新などを行っていきたいと考えています。
 
 新しい年が石綿工事にとって、現状改善のきっかけとなる年になるよう祈願するとともに、会員および賛助会員の皆様方にとりましても幸多き年になることを祈念申しあげ、新年のご挨拶といたします。