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環境省主催の令和6年度行政向け大気環境研修にて石綿飛散防止対策の講習を実施しました

2024/08/30

2024年8月29日、当協会の上口浩幸氏が、環境省主催の「令和6年度 大気環境研修」において、
「石綿飛散防止対策(施工・管理)」に関する講習を行いました。本講習では、
行政担当者が現場の監督・指導を行う際に必要な知識や、石綿除去作業の適切な施工・管理方法について解説しました。

 主な内容として、石綿含有建材のレベルに応じた対応方法、負圧隔離養生の設置基準と効果的な排気処理の方法を紹介しました。
①レベル1(吹付け石綿)に対する負圧管理と集じん・排気装置の適切な点検・管理、配置位置、排気ダクト管理、セキュリティゾーンの配置管理等の詳細解説。
➁石綿含有煙突用断熱材除去作業における留意点
➂石綿含有仕上塗材除去作業における集じん装置付き超高圧水洗工法と集じん装置付きディスクグラインダーケレン工法(乾式・湿式)の作業内容及び留意点
等を解説し、併せて行政担当者が現場で確認すべきポイントとして、事前調査の適正性、作業計画の順守状況、作業終了後の石綿濃度測定などを挙げました。
 特に負圧隔離養生内での適切な換気回数や集じん・排気装置の性能確認が、飛散防止対策の徹底に不可欠である点を強調しました。
 さらに、立入検査時において自身がばく露しないことが重要である旨を解説し、実務に即したアドバイスを行いました。

 講習資料には、これらのポイントが分かりやすくまとめられており、行政側での指導に活用いただける内容となっております。